マイホーム選びの基礎知識

　　　　　　　　～　　　イラスト解説

土地家にも色々な種類があります。高さを制限されたり・セットバック・外壁後退距離・防火地域・準防火地域・２項道路・・・・　と、土地を買う決断には、先ずは素人さんでもこの辺りの知識が必要です。ですから、サポートをしてくれる建築士の関与が当初から必要だと思われます。

 それぞれの建物の性質　個性を知りましょう。

木造住宅では　温かい　癒し　とかのイメージ戦略がハウスメーカーさんの戦略によって出来上がっているようです。

でも、負のイメージはありませんか？

  コンクリート住宅は　お金持ちの豪邸　というイメージと同時に共に熱い・冷たい　という　数十年前のイメージ　も定着しているようです。また、特に女性には敬遠されがちなようです。

しかし、弊社で計画されるＲＣ住宅ならば・・・・。

  ところが、マンション：共同住宅　になるとコンクリート製ながら、ハイセンスなイメージだけが　デベロッパさんの戦略で　刷り込まれているようにもあります。【　共同　】という意味を随分見落としているようですが・・・・。

見えない部分の　【　共同　】・・・・？

 現在はどのような街並みですか？

用途地域は何で、どのように発展していくように

【　行政は誘導しようとしている地域　】　ですか？

 将来の街並みが想像できそうですか？

商業地域ですか？　準工業地域ですか？　第一種住居専用地域ですか？・・・・？　ここもとっても大切です。

各都道府県は、昨今の　自然災害の甚大化に対して　【　土砂災害危険地域　】　等の地域を指定し始めましたが、ご存知ですか？

 住宅密集地域では隣家からの出火の事も検討しなければなりません。建築基準法には　【　延焼恐れのある部分　】と呼ばれる規定もあるのです。

同時に、防災に関する建築の基準が厳しくなります。

  ここまでの事を十分に考慮して、最終的に土地を決定します。　でも、本当にその土地で想い通りの建物の建築が可能ですか？　不動産屋さんは建築のプロではないですよ。

相談できる設計士さんがいらっしゃらなければ、

建築士とタイアップしている不動産屋さんか、

設計事務所を併設している不動産屋さんが

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宜しいと思われます。

 ある程度の土地に関する目安を決めたら、その後に建物のスペック・グレード・トータル価格　も検討していきましょう。

今どきの事ですから、高気密・高断熱は譲れませんよね？

 大切な家族を　最も安全に守る家　である事も、当然ながら譲る事はできませんよね？

【　家族の安全が第一　】です。

 でも・・・・、ローン地獄が待っているような計画では絶対に　ダメです。

えてしてハウスメーカーの営業マンは、お客様の　　　　　　【　ローンが組める限度額　】を調べて、ギリギリまで融資を受けさせようとするようですから、お気を付け下さいね。

２世帯住宅の場合は、一階に住む御両親への配慮も大切ですよね。

２階で子供さんが　ドタバタ　ドタバタ　。

そうなると、可愛いはずのお孫さんが　すぐに憎たらしく　なってくる事もあるそうですよ・・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　最悪の家造りです・・・・よね？

 何れは自分たちも年齢を重ねていきます。

【　子育てのため　だけ　の家造り　】で宜しいのですか？

急な階段・使い勝手の悪い動線計画・・・・。

そう考えていくと、【　良い家造り　】とは、

【　子育ての間　】などという　短期的な思考　で計画されるべきではなく、

【　出来るだけ長い期間に渡って満足度が高い必要　】があるようには思われませんか？

やはり知識に偏りができないように、ある程度は色々な建築士さんの意見を聴き、最も　納得させてくれる意見　を尊重するべきではないでしょうか？

最終的には　家族会議による決定　をお勧めしています。

経験的に・・・・ですが、小さな子供さんもきちんとした意見を言いますよっ！